戦術

少なくなったトップ下のファンタジスタ

サッカー関連でよく使われる「ファンタジスタ」とはイタリアの言葉で多才な人という意味で、サッカーにおいては創造性のある選手という意味で使われます。

サッカーボール

元々はイタリアの名選手ロベルト・バッジョがそう呼ばれた事が始まりとされています。バッジョはセンターフォワードより少し後ろで、サイドよりも中央でプレーし、トップ下もしくは1.5列目というポジションの選手です。

彼が現役の頃のイタリア・セリエAは全盛期で、そういったポジションの選手が非常に人気を集め多くの名選手がこのセリエAに在籍しています。

 

バッジョと同じイタリア人でもある、アレッサンドロ・デル・ピエロやフランチェスコ・トッティなどは代表的なファンタジスタで、イタリア代表の背番号10をバッジョから継承していった選手です。

 

フランスのジネディーヌ・ジダン、ブラジルのロナウジーニョやカカ、ポルトガルのマヌエル・ルイ・コスタ、日本の中村俊輔などもメディアではファンタジスタと呼ばれています。特徴としてはキックの正確さやドリブルの技術に優れ、それでいて得点力もある選手を指します。

 

しかし現代サッカーではトップ下や1.5列目というポジションを採用しないシステムが多くなり、また技術よりも身体の強さが求められる傾向も強くなった為、スピードやパワーに優れる選手が優先されるようになります。

 

不要論が出るなどファンタジスタにとっては不遇の時代ですが、それでもアルゼンチンのリオネル・メッシやブラジルのネイマール、ベルギーのエデン・アザールなどはそういった系譜を受け継ぐ選手です。

彼らはトップ下や1.5列目に特化した選手では無く、ファンタジスタでありながらセンターフォワードやサイドでプレーしています。